Contents.
- MADASHIRA – まだ知らない私たち。
第十回 Spring up Elegance - 新連載 中年フリーランス美容師の宇井日記。
- YOKOYARI BROTHERSの水差し論
第六十七試合 「 VS 恐怖のカウントダウン 」 - 宇井のクリエイター発掘ラボ
「 No.42 あyaka. 」
突然ですが宇井一八(ういかずや)と言います!
福岡の大名でフリーランス美容師とウェブライターを細々としています。38歳一人暮らし歴19年の優雅な独身貴族です。
一日一善のつもりでブックマークして読んでくださいね!
きっと良いことが起こるはずです。
僕のページでお伝えするのはこの3つです。
・超リアルなフリーランス事情
・フリーランス美容師って何してんの?
・究極に誰も興味のない僕のプライベート
ちなみに33歳からフリーランスになった遅咲きな人間です。
これからフリーランスを目指してる人は参考になるかも?
33歳月収5万円のどん底
フリーランス美容師が爆誕
僕は生まれも育ちも福岡で、六本松というところが地元です。福岡市内の美容室で4年働き、それから、仕事の関係で9年ほど筑豊の飯塚で美容師をしました。その後、地元に帰り調子に乗って33歳でフリーランス美容師の活動をスタートさせました。まさかこのときに月収5万円という現実を突きつけられるとは思ってもなかったです(笑)
「飯塚→大名」遠距離すぎてお客さんが来ない現実
意気揚々とフリーランス美容師を始めた僕は、ぶっちゃけ世の中を甘く見てました。おそらく、スタバのキャラメルモカフラペチーノくらい甘かったです。
1週間で7〜8人ほどしか飯塚時代のお客さんが来なかったんです。確かに飯塚から福岡に来るには、1時間はかかります。さらに駐車場代も高いです。 そう考えると遠いところわざわざきてくれてた方には感謝しかないです(泣)
200万の貯金で油断する33歳
お客さんが来なくても僕には、コツコツ貯めた200万の貯金がありました。この貯金こそが僕を油断させてしまいます。美容師が暇でも「貯金があるし、まぁなんとかなるでしょ!」というスタンスになってたんです。
なぜなら、フリーランスになった開放感から脳内もフリーランスだからです。これは『フリーランス1年目あるある』なので気をつけてください…!
目減りしていく200万…
フリーランスになって1ヶ月…お客さんは相変わらず少ない日々です。もはや月収5万円は、フリーランスというよりフリーターと呼んだ方が正しい気がします。バイトをする高校生に負けてる金額ですから…(泣)
1ヶ月経過して僕はあることに気づきます。まさに盲点でした! 貯金がめっちゃ減ってるんです。200万あった貯金が1ヶ月で160万まで減ってました。マイナス40万です。
つまり、このペースで行くと残金が160万だから4ヶ月で貯金がゼロになるということです(泣)
マイナス40万の理由
マイナス40万の理由は、シンプルに飲み会! このときの僕は脳内がフリーランス状態です。そのため、呼吸をするように飲み会をしてました。稼ぎが5万しかないのに飲み会をするので、収支のバランスが崩壊していたんです。これもフリーランスあるあるで『飲み会の沼』にハマるパターン! 皆さんも気をつけてください…!
「飲み会は仕事だ!」断らないのが宇井の理論
一般的に考えると貯金が減ってるなら「飲み会を断ればいいじゃん!」と思われます。ただし、もう一度だけ言わせてください。僕の脳内はフリーランス状態です。勝手に『飲み会=仕事のため』という都合良い方程式が成り立ちます。
僕の頭の中はこのように考えてました。
「飲み会に行きたいんじゃなくて、仕事で飲み会に行ってるんだ!」
僕は同じフリーランスと飲めば、仕事が増えると勘違いをしてたんですね。極めて普通にキモいです。結局、回数を減らしながらもフリーランス1年目は飲み会に参加し続けました(泣)
次号に続く…
いつもヨコヤリブラザーズの水差し論をご覧の諸君、本日はみんなに重大発表がある。
私、ブラザーJはみんなに今まで秘密にしていたことがある。ファンのみんなの私に対するイメージや、がっかりさせたり泣かせてしまうのではないかとずっと隠していたのだが…実は私ブラザーJには…ジュニアがいるのだ! つまり子どもがいるのだ! 子どもがいるということは嫁もいるのだ…。ファンのみんな、本当にすまない! みんなを悲しませるつもりはなかったんだ! ただ私に対するイメージというものが…こんな家族を愛する、子どもを愛する心を持つ愛妻家で子煩悩な俺を許してくれ!
フー、スッキリした! 心につっかえてたものが取れてよかったぜ! というわけで、これからもよろしく頼むぜ! カミングアウトしたところで今までの俺と少しも変わらないからそこは安心してくれ! これからもガンガン世の中にヨコヤリ入れてやるからよ!
ということで、これでやっと今まで話たくても話せなかったことがあるんだ。
息子と一緒に風呂に入っていたときのことなんだが…いかん! ついつい子どもが男の子だってこともバラしてしまった! 諸君の誘導に引っかかってドンドンとプライベートが明かされていってしまっているじゃないか! ってそうそう、話を戻そう。息子と湯船に浸かるときは一緒に1から10までをカウントアップ、カウントダウンするんだが、あたりまえのように、
「いち、にー、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう!」
「じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、ごー、よん、さん、にー、いち、ぜろ! よし、お風呂あがるぞー」
「ねえパパ、なんで4と7は、しーとよん、しちとなながあるの?」
「なんだ息子よ、そんな簡単なことか。なんでも知ってるパパが教えてあげよう。それはな………なんで?」
ちょっと待て! 一体なんでなんだ!納得いかねえぜ!
まさかそんな当たり前の矛盾に気付かず過ごしていたとはな。そして、それを気付かせてくれたのが子どもだとはな。
俺たちはいつからか、誰もが持っていたこんな純粋無垢なピュアハートを失くしちまっているのかもしれないな。
それにしても、なんで4と7だけ言い方が2つあって、カウントアップダウンで違う言い方があるんだ? 人によってはカウントアップダウンどちらも「よん、なな」と言うやつもいるが、ここはチームヨコヤリとして俺の意見を支持しようじゃないか!
調べてみたところ、古い時代に入ってきた呉音の音読みと和音の訓読みが混在しているせいで、カウントアップするときは「し」って言ったり「しち」って言ったり、人によって違うらしい。
ただし、カウントダウンは例外なく「なな、よん」と言うんだと。…なんで? なんでカウントダウンだけなんだ! カウントアップも統一すればいいだろ!
だから子どもに疑問を持たれたり、デーブ・スペクターやアグネス・チャンのように、外国人が何十年日本に住んでてもいつまでたってもカタコトなんだよ!
数字の言い方だけじゃねえぞ! カウントアップダウンするときにずっと気になってたっていうか、気持ち悪いことがあるんだ。アップのときは1からカウントしていくよな。でも、ダウンでは1で終わらずに、なぜかみんな0まで言うじゃねえか! なんでなんだよ!0まで含めちまったら、ダウンだけ総数が11になるから数が合わねえだろ! それだったら、せめてダウンのときは9から数え始めて0にしてくれよ。
ってそんなこと言ってるおれ自身も、息子に対して10から数えて0までカウントしちまってるじゃねえかよ! おれも気付かないうちに、カウントダウンウイルスに感染しちまっているようだぜ。そして、そのウイルスを息子にまで感染させてしまうところだったぜ。
ついでに言っとくとな、例えば10秒を数えようとすると、カウントダウンの場合は10から0まで言うからキッチリ10秒になるんだが、カウントアップで数えた場合は1からスタートしてしまうやつがほとんどだから、10秒数えてるつもりが実は9秒しか数えてないってわけだ。このカラクリに気付いてしまったときにはおれはゾッとしちまったぜ。
だからいいか諸君! これはタメになるアドバイスだからしっかり覚えておけよ! もし相手に10秒以内に◯◯してくださいって言われたときは、10からカウントダウンするように言うんだ。その1秒が命取りにならないようにな。
クリエイターNo.42
あyaka.
2022年3月から独学でグラフィックデザイナーとして活動開始!
掲載の作品は、福岡市内で開催したステッカー展での作品です。
「ステッカー」をテーマに、ステッカーを貼る行為は存在証明である事を表現しました。
駆け出しで作品はまだ少ないため、これから増やす予定です。
制作や展示会の情報は、Instagramにアップするのでフォローよろしくお願いします。
ご依頼等は、InstagramのDMからどうぞ!
Creators file

宗像の地にすくすくと育ててもらった今年24歳の年女。15歳から21歳まで東京で女優をしていたというちょっと変わった経歴をもつ。古民家たらいまを中心として宗像の若者が自分を表現できる場をつくっている。わたしもまだまだ表現がしたい!

鐘崎の新人海女。1987年関西生まれ。食べることが好きで、大学の寮では有志で畜産組合を運営し、エミューなどを育てて食べていた。2018年から海女見習いとして宗像に移り住み、現在4年目。アウトドア派に見えることが多いが実は案外インドアな側面も。

普段は天神でフリーランス美容師やってます!最近では美容師だけじゃ飽き足らず、アートイベントも運営する人です。人生楽しむスタイルのおじさん!

85年生まれ。生まれも育ちも生粋の宗像人。ホラーに耐性を持つ(ゲームのみ)ちょっと変わった性格の人間だが、一児の父親として子煩悩なところも併せ持っている。運動神経なし、スポーツをすれば何かしらのミラクルが起こる。