Contents.
- MADASHIRA – まだ知らない私たち。
第三回 Dreaming make up!!! - 紙のACCO Channel 宗像・福津の地域メディア
- 海女になって5kg太った。
4潜き目 「 2021年夏、友人N襲来 」 - YOKOYARI BROTHERSの水差し論
第五十九試合 「 VS ナメると痛い目見るぞ! 」 - 宇井のクリエイター発掘ラボ
「 No.35 ライオン不動産 」
◆イベント情報◆
【LIVE】
第6回目ACCOライブ!23時までやります!
前書き Preamble
今回は、毎月1日22時にやっているACCOチャンネルのLIVE配信について書きます。
ACCOチャンネルではLIVE配信のアーカイブを残していないため(※第6回目からアーカイブを残しましたので、上記リンクからぜひご覧ください)、LIVE自体を知らない方も多いと思います。この毎月開催するライブ配信を初めて半年が経ちました。
最初は視聴者数も1人〜3人ぐらいで、需要ないなぁと思っていたのですが、段々と視聴者数が増えて今では30人ほど同時接続で見られるライブ配信となりました。何となく始めたライブ配信でしたが、実際にしてみて思ったことや感じたことを皆さんに伝えたいと思います。
ACCOのライブ配信なんて興味ないよ! って思われる方もぜひ見てほしいです。 皆さんはライブ配信をYouTubeで見たことはありますか? 僕はあまり見ない派だったのですが、いざやってみると面白いです。
視聴者と繋がるライブ配信 Information sharing
ACCOチャンネルでライブ配信をやっていると「宗像に新しくお店ができるらしい!」とか「福津のこのお店を取材して欲しい!」みたいな感じでコメントがバンバン届きます。そして、そのコメントに対して他の視聴者さんが「あのお店は美味しかったですよー!」って感じで、視聴者同士のコミュニケーションが生まれます。僕たちが調べなくても視聴者さんが宗像市・福津市の情報を提供してくれるのです。(本当に助かる!笑)
そして、ライブ配信で出てきたアイディアをACCOチャンネルに取り入れて、どんどんアップデートされていきます。過去の動画と今を比べてみると、ACCOチャンネルは良い意味で変化しているなぁと思います。
先月のライブ配信では、ACCOチャンネルは最初の掛け声がないよねって話になり、その時に参加していた視聴者さんと一緒に考えて決めました。みんなで話し合って決まった掛け声は「ACCO知っとーと?」です笑 僕はすっごく気に入りました。何より視聴者さんと一緒に考えることができたっていうのがデカい。
他にも、ACCOチャンネルは1日に開催するので、お朔日参りと言って下さる視聴者さんもいて面白かった笑
本当に毎月1日が僕たちの楽しみになっていて、たくさんの人に来てもらえるように動画作りを頑張っています。 次回のLIVE配信でもたくさんの意見やアイディアをもらって、ACCOチャンネルは成長していきます。
LIVE配信に興味がある方は、ぜひ毎月1日22時 にYouTubeのACCOチャンネルまで遊びに来て下 さい! これからも応援よろしくお願いします。
ACCOチャンネルのまさとでした!
4潜(かづ)き目「 2021年夏、友人Nの襲来 」
これは隙あらばそのへんのよくわからない生き物を拾ってくる、
自由人の海女がそのとき思ったことを思うままに書いた記録である。
面白い生物の情報、そのほか何でもあれば、ぜひわたしのTwitterアカウントのDMまで。
(全てに返信は出来ないと思うので申し訳ないのですが、全てありがたく読ませていただきます)
学生の頃、わたしは吉田寮という学生寮(※1)に住んでいた。そこは日本最古の現役学生寮で、外壁はそこら中にセミの抜け殻やよくわからないツタのようなものが絡みついているが誰も気にすることはなく、中に入ると古い建物独特のワックスが染み込んだような香りが出迎え、誰かが玄関に置いてあるピアノを弾く音に混ざって庭を走り回るニワトリやヤギの鳴き声が遠くから響き、なにか専門分野について議論を交わしている集団がいるかと思えばその横でコタツに半纏を来た人間がボサボサの頭のまま刺さって寝ているような、多様性というのをそのまま体現したような環境だった。酷いときは玄関で寝ていたら、おなかの上にニワトリに卵を産まれていた寮生もいる。
そんな感じの場所だったせいか、吉田寮には一歩寮を出るとちょっと変わっていると言われそうな(但し寮生同士は特にお互い変わっているとは思っていない)学生が多かったように思う。
そのときの寮生のなかに、現在動物行動学の研究者をやっているNという友人がいる。Nとは学生時代に同じ寮に住んでいて、研究データに使うヘビやらカエルやらを一緒に山まで捕まえにいったりした仲であり、現在も生物を通してつながっている。Nについてざっくり表現すると、好きなものには全力ド直球、研究方面にエネルギーを全振りした真面目な変態紳士である。
研究方面の変態紳士というとイメージが沸きにくいのだが、極端な例を出すと、Nは「押し花プロジェクト」という構想を長年練り続けている。 このプロジェクトがどういうものかというと、「知り合いの全裸の3Dスキャンデータを収集し、それを押し花のように後生大切に保管・鑑賞したい」という、一歩間違えば犯罪になりそうなプロジェクトである。
何言ってんだこいつと思った人がほとんどだろう。ちなみにわたしもプロジェクトに誘われたときは、顔面をグーで殴って丁重にお断りさせていただいた。
いまだデータ収集の許可をもらえた人はいないらしいが、当たり前である。
ただ、この話だけ聞くとNはとんでもないただの変態野郎なのだが、その裏で「ヘビににらまれたカエルが動かないのは目立たないように息をひそめて隠れているのではなく、ヘビを振り切って逃げるための賢い戦略なのだ」という、従来の学説をひっくり返すようなカエルの生存戦略をひらめきと執念で解き明かしたという実績があったりして、変態だけどやっぱりちゃんとすごい研究者であることは言っておかなければならない。 (なおこれは「この記事が後からNにばれたときのことを考えて、一応ちょっと名誉挽回しておこう」というわたしの逃げ切りのための生存戦略である)
そんなNがこの夏、福岡までハチの研究調査にやってきた。愛知からなんでわざわざと思うが、Nは「食う・食われる」の関係にある生物の追跡行動について研究していて、どうやら福岡にいるハチが餌であるハエを飛びながら捕まえるときの動きが実験的にすごくちょうどいいらしい。今回わたしは現地コーディネーターとして実験に参加させてもらった。
理系の実験というとクールにメガネを光らせて呪文のように理論を唱えているようなイメージかもしれない。しかし、野外実験の現実はそういったイメージとはかなりかけ離れている。
今回の実験ではハチとハエの飛ぶ軌道をカメラで記録するために、最初にハエをできるだけ多く引き寄せる必要があったので、検討の結果、私たちはスーパーで買ってきたシーフードミックスの中からイカだけを選り分けて用意した発泡スチロールの中に入れて蓋をした。
炎天下で煮える発泡スチロール。2日間の時を経て無事目当ての物体は完成した。風の谷のナウシカの最後のシーンに怒り狂う王蟲の群れが登場するが、あれをもうちょっと間引いた感じの白い王蟲の群れがイカの上でひしめいている感じとでも言おうか。公共の電波だったら全てモザイクである。マスクを外すと5秒で肺が腐りそうなすごい臭気を発している白い物体にハエやハチが集まってくるのを確認して、我々は喜びと安堵の舞いを舞った。猛烈な異臭を放つ腐ったイカを作り出して喜びを噛みしめる、そんな実験がこの世にはあるのだ。

< 軽トラに乗るN >ハチの軌道を捉えやすい角度を色々と試行錯誤しながらカメラをセッティングしていく。ちなみにこの角度は結局ボツになった。
こうして今年も、ナイスな水着で浜辺を歩いてキャッキャするような、オシャレな夏がわたしに訪れることはなかった。インスタ映え代わりのリアルハエ。腐イカを作ってハチとハエが飛び回る姿に狂喜しつつ、暑さでゾンビのようになりながら虫取り網を振り回して粛々と個体の体重を測る。そんな34歳女子の夏だった。
※1 吉田寮
昔は学生運動が盛んだったようで、そのころの名残として壁に「〇〇粉砕!」などと書かれたビラが貼り付けられたままになっている。その辺の廊下にゲバ文字の書かれたヘルメットなどが転がっていたりもするが、現在そういった活動は行われていない。 基本的に外部の人も自由に寮へ出入りできるので、コロナが落ち着いて京都へ行くことがあったら観光がてら覗いてみるときっと楽しいと思う。 森見登美彦「四畳半神話大全」の聖地。
ハエも案外健気で可愛い。 めっちゃ手洗うし。
一体どうなってるんだニッポンの天候よ! ここ数年、毎年のように大雨やら台風やら、「50年に1度」とか「今までに経験したことがない」とか、ヴォジョレーヌーボーみたいな異常気象が起こっているよな。先日も九州を中心に全国広い範囲で豪雨が降って、各地域で被害をもたらせているしな。
テレビなどでも「今すぐ避難してください、命を守る行動を!」なんて呼びかけが仕切りにあっていたが、こういうときでも人間は悲しいかな、「自分は大丈夫」「自分は避難できる」という、心理学用語で『正常性バイアス』という心理が働くらしい。それによって避難が遅れ、より人的被害が増えるみたいだ。 ネット記事でもどこぞの専門家が「まだ大丈夫と思っていても、数分後には避難もできない状況になります。水をナメないでください!」と呼びかけていたぞ。やっぱり水をナメてると怖いよな…ちょっと待てッ! 納得いかねえなぁ!
この場合、水を甘くみてるって意味だろ? だったらひらがなで「なめる」にするか、「甘くみないでください」って表現にすべきだろ!文脈的に意味はわかるが、そこだけ見ると「舌を使って舐めないでください」って見えてしまうだろうが! いや、雨水や泥水自体が汚いから、人によっては「喉が乾いたからって舐めたらやっぱ危険だよな」って思うやつもいるかもしれないぞ! だからTPOに合わせて漢字や表現は使い分けないと勘違いされるぞ。
と、読者諸君。ヨコヤラーの君たちは気付けただろうか、俺の仕掛けた言葉のトラップに。俺が言った「水を甘くみる」って表現はヨコヤリ的には納得いかねえぞ。水に対して甘くみるなんて使うと、「甘い水のこと言ってるのか?それとも、この水は甘いかもしれないから、そのつもりで飲んでみてください的なことを言ってるのか?」なんて俺みたいなイチャモンつけが動くぞ、気をつけろ!
それ以外にも、こういった言葉の表現の脇見運転的な交通事故はふとした日常にいっぱいあるぞ。
先日、後輩レスラーと練習してたら休憩のときに後輩達が、
後輩A「すいません、ちょっと外の空気吸ってきます」
後輩B「すいません、自分はタバコ吸ってきます」
俺「おう! あんまのんびりせずにすぐ戻ってこいよ! …いやちょっと待て! 今すぐ戻ってこいコノヤロー!」
空気とかタバコとか、吸うものの前に「すいません」は絶対言ったらダメだろ! 結局吸うのか? 吸わんのか? 完全に正面衝突で事故っとるぞ! 俺がどういう人間かわかってて言ってんのか? あーイライラするぜ!
まだまだあるぞ。これは俺の先輩レスラーにイラッとした話なんだが、
先輩「おいブラザーJ、ちょっとジンジャーエール買ってきて」
俺「わかりました!
(自販機から戻り) すみません! ジンジャーエール売り切れてました!」
先輩「ないの? うーんしょうがねえなぁ」
おいお前ちょっと待て! ジンジャーエールはなかったって言ってるだろうが! しょうがねえとか改めて言う必要ないだろ! しかも百歩譲って狙って言ったんなら、全然面白くねえけど「先輩うまいっすね!」ぐらい褒めてやるが、ただの天然じゃねえか! とは流石に先輩だから言えなかったが、心の底から込み上げてくる怒りを必死に抑えたぜ。
テレビ見てたときだってそうだ! この前たまたま料理番組見てたら料理の先生が、「ここで隠し味でマヨネーズを少量入れるのがミソなんですよ」
おいおい、ちょっと待て先生よ。料理のプロがそんな事故起こしたらダメだろ! ベテランの気の緩みか? マヨネーズって味噌なのか?
この場合、会話だからミソか味噌かわかんねえのに、味噌を使うとき以外にミソって言ったら絶対ダメだろ! ポイントでいいだろうが!なにちょっとうまいこと言うたろとか思ってんだよ。料理も美味いし言葉もうまいってか? なにも掛かってねえぞ! かかってるのは隠し味のマヨネーズと味噌だけだぞ!
かく言う私も、先日巻き込み事故にあってしまったぜ。俺は映画の『saw』が好きなんだが、なぜこの映画が好きなのかを熱く語っていたら、「そう言うどんでん返しのある映画が好きなんですね」「そうなんだよ」…あっ! しまった! 俺としたことが相手の事故に巻き込まれてこっちまで事故ってしまった! マスクの中では顔が真っ赤になっていたが、このときばかりはツッコむのはやめといたぜ、事故だけにな!
クリエイターNo.35
ライオン不動産
個展場をテーマにした不動産店のオーナー谷口俊介。
引っ越し等の用事が無ければ中々行く機会が無い不動産屋の店内に福岡県内のデザイナー、カメラマンの作品を展示しながら店舗経営している。
個展を考えているデザイナーに対しても非常に安価、もしくはほぼ無料で場所を提供。
ここに作品を置いたことのあるデザイナーは、後々大きな賞を受賞したなどのジンクスもあったりするかも!
谷口社長「マニアックな方の個展もたまに開催しているので、是非ご気軽にお立ち寄りください!!」
住所
〒811-3101 福岡県古賀市天神1丁目8−32 ライオン不動産