

Contents
Features
宗像で落語。
宗像に落語ブーム到来!?
Regulars
・2020(ニーゼロ) No.3 Summer’s Color / Rino
・Seiya Asanoの2020年映画の旅
8th Film. 「HOT FUZZ」
・スペースニャンベーダーリヴネコ
第49話「秘密兵器」
・YOKOYARI BROTHERSの水差し論
「VS.自称:晴れ男」
・宇井のクリエイター発掘ラボ
No.22 「問田 純一」
Features


同じ演目、同じ噺家でも時や場所が違えば温度が変わるのが落語。江戸時代から続く文化が、現代もなお多くの人に愛される訳は、このライブ感にあるのかもしれない。落語は年代を問わず愛される、日本が生み出したエンターテイメントなのだ。
上方落語福岡県人隊 @赤馬館
<出演>
露の團四郎、桂梅團治、笑福亭風喬、桂三四郎<お問い合わせ・チケット>
090-4516-8126(瀧口)
tartang19690326@yahoo.co.jp
8月9日(日)
うぐいす寄席 @宗像ユリックス
桂三四郎さんに質問してみました。

桂三四郎
師匠桂三枝(現・六代 桂文枝)の落語CDを聴き、落語という 笑いの発見に感動。2004年4月に師匠桂三枝(現・六代 桂文枝)に入門。現在は、天満天神繁昌亭、ルミネTheよしもと、なんばグランド花月に定期的に出演し、新宿末広亭、池袋演芸場、浅草演芸ホールなどの東京の寄席にも出演。芝居やドラマ、 映画やTV、ラジオのバラエティー番組などにも出演し、東京、大阪を中心に全国に幅広く活動中。
「落語家に学ぶコミュニケーション術」「思いやりの心が商売繁盛の秘訣」「ユーモアが心を豊かにする」などの講演活動でも好評を得ており、特に学校公演等で高い評価を得ている。創作落語の評価が高く、企業からの依頼やシンポジウムのテーマに沿ったオリジナル創作落語の制作も行う。

Regulars
(ニーゼロ)
vol.3 Summer’s Color / Rino
Photo by Numako
@Kanezaki
夏の色といえば何を思い浮かべるだろう。
色鮮やかなアイスキャンディーや 真っ青な空のこと。
底抜けに明るい『夏色たち』が
この季節の特別感を演出している。
そんな特別な季節に
心踊らさずにいられないのは、
幼い頃から変わっていないけれど。
いつからだろうか。
日本の夏特有の湿度のせいなのだろうか。
私の夏には時折、影が落ちるようになった。
吸っても吸っても酸素不足な、
水分ばかりを含んだこの空気と一緒に
心にこびりついていった苦い思い。
季節が巡ってくるたび
鮮やかなまま落ちていった朝顔のように
無意味に彩度を保ったままの記憶が、
容赦無く私の脳裏をかすめていく。
『夏が過ぎれば女は変わるって、よく言うでしょう?』
そんなふうに世間に諭された。
私が一番わかっている。
重たいまま、
動き出せないほど、
熱が籠ったままの身体を、
引きずりながらここまで来たんだ。
やっと。
今年の夏は、例年より確かなものに思えた。
私はここで、生きているんだと
何より自分で信じられたから。
夏が過ぎれば女は変わるー
詳しくはこういうことだろう。
『夏の痛みが蓄積するほどに、女は逞しく、美しくなっていく。』
過去の痛みたちよ、案ずるな。
今年の夏、私はより一層美しく生き抜いてやるから。
文・東吾 優希
8th Film. HOT FUZZ
7月10日より全国でリバイバル上映が開始され、ハイテンポで音ハメを多用したスタイリッシュな編集で数多のファンを獲得している『ホット・ファズ』を紹介致します。
※今回、解説は皆無です。誠に申し訳ありません。
ストーリー
首都警察に勤める超絶エリート警官のエンジェルは、その余りの有能さゆえに上司から煙たがられ田舎町サンドフォードに左遷させられてしまう。平和なサンドフォードで無気力な同僚たちから再び迷惑がられる日々を送るエンジェルだが、ひとつの事故をきっかけに彼はこの一見平穏な村に潜む陰謀に立ち向かうことになる。
エドガー・ライト監督
「好きな役者は?」と質問された時の2000倍の熱量で、「好きな監督は?」という難題について語る自信があります。
僕にとって映画への関心はまず監督に依拠します。独自のスタイルを持っていたり、大規模な製作をまとめ上げる統率力。理由は様々ですが、好きな監督を挙げればキリがありません。
しかしながら、Seiya Asanoにとってはセルジオ・レオーネ監督を筆頭に、「人生を変えた15人の監督たち」が存在しています。僕に映画監督を目指す夢を与え、元気と勇気、そしてシネマへの愛情を教えてくれた15人です。
何を隠そう、ライト監督はそのうちの一人です。短編映画の『Dead Right』。『ホット・ファズ』を含むスリー・フレーバー・コルネット3部作。ド級の傑作『Baby Driver』など、彼の映画は少年時代から今日に至るまで合計50回以上は観ていますが、 いつだって僕を励まし、ワクワクさせ、笑わせ、燃えさせてくれました。例外は一度もありません。
開始1分でライト映画だと分かる独特の編集メソッド、シネフィルならではのオマージュ/パロディ、音楽センス、なによりユーモア。全てが憧れの対象です。
会議をすっぽかしてリバイバル上映初日に駆けつけた訳ですが、またしても本作に熱狂し、童心に帰ることが出来ました。
人生、落胆することや悲しみ、辛いことは付き物です。しかしながら、そのような痛みが時として、スクリーンの前では魔法のように消えてしまうことがあります。『Hot Fuzz』は自身にとって正にそれでした。改めて、僕は映画が大好きです。
【エドガー・ライト監督作品】
「Shaun of the Dead」「Baby Driver」 etc.

95年生まれ。宗像市出身の元格闘家。現在は映画ライター兼自主制作映画監督として活動。「観てない人には是非興味を!観た人には是非知識を!」をモットーに、映画をメディアやイベントで解説。また、自身が編集・DJを務めるラジオ『RADIOMKC』をYouTubeにて配信中。 生涯ベスト3は『ぼくのエリ』『続 夕陽のガンマン』『顔のない眼』Youtube Ch. → Munkata City




とはいえ、雨の日に嫌な思いをする人は多いよな。その中でも特に気になっているのが「雨男・雨女」の存在だ。お出かけやイベントごとなどで外に出る用事がある時に、雨が降ってしまったらその全責任を不本意にも負わなきゃいけないのが「雨男・雨女」だ! そんな無茶苦茶なことがあるか!? 納得いかねえなぁ!これを読んでいる諸君らの中にも、身の回りの人間から雨男(雨女)と呼ばれている人たちがいるはずだ。そういう人たちに聞きたいんだが、いつから雨男と呼ばれるようになった?
きっかけは何だ? 雨男と呼ばれる人たちはもちろん雨を降らせるために生まれてきた特別な人間ではない。それに、雨を降らせるために日頃から何かをやっているというわけでもないはずだ。ただの人として、周りの他の人と同様に日常生活を送っている、ごく一般的な人間のはず。それなのにいつの間にか「雨男」の称号を得てしまうんだ。称号といってもそれは「汚名」に近いよな。
周りの人間からすれば「雨の日にはいつもコイツがいるんだよな」っていう感覚だろう。でも雨男本人としては、「お出かけしたら雨だった」というだけの話だ! そんなの誰にでもあるだろ!? 雨男だって「せっかくのお出かけなのに雨じゃんよ〜」って、周りの人並みにガッカリしてるんだぞ。それなのに「お前が雨男だからだぞ」って、いきなり全責任を負わされるんだからな! たまったもんじゃないよな!
例えば二人で遊んでいる時に雨が降ったら、「お前もしかして雨男? うわ〜最悪じゃん」
って言うやつは、なんで自分は雨男じゃないって思ってるんだよ。お前かもしれないだろ?
いや〜困ったね。結局こういうやつなんだよ。世間で話題になってるSNSの誹謗中傷にしても、相手を攻撃することに夢中で、当の自分自身の存在が棚に上げられてるんだよな。
ちょっと話がずれたな、すまん。最近「世相切り癖」があってな。博識だからな、俺たちは。かしこだから。うん。
例えば野球の試合の日に大雨が降って試合が中止になったとする。そこには選手や観客を含め大勢の人がいる。それなのに「お前が雨男だから雨が降ったじゃないか」って責めるやつ、よくこの大人数の中からそいつ一人に絞ったな!
しかもだ! そうやって「お前が雨男だからだぞ」って言ってくるやつに対して、「いや、お前かもしれないだろ?」って言い返すと、大体「いや、俺晴れ男だから」って言うんだよ! ちょいちょいちょいちょい! ご立派なもんですなぁ〜! 自分は晴れ男だから、今日の雨は自分のせいではないと?
晴れ男なら雨降らせんなよ! 雨が降ってる時点で、お前が晴れ男であることに説得力が全然なくなってることに気付いていないのか!?
「毎日カンカン照りの日が続いて、全然雨が降らないの〜… このままじゃウチの作物も育たんわい。あぁ、恵みの雨が降らんかのぉ…」
ほらほら! 農家の方が困ってるぞ晴れ男! お前のせいで雨が降らないんだぞ! 自粛しろ!
こういうとき、なんで「自称 晴れ男」たちは責められないんだ? 晴れ男が雨男を責めるのと同じように責められて当然だろ? なんか晴れ男だけ得してるんだよな。
…いや、雨降らせろよ雨男! 農家の方が困ってるだろうが! こう言うときに力を発揮しろ!
まったく。結局のところ、人はいろんな問題を何かしら理由をつけて「人のせい」にしたいだけなんだ。そこに「雨男」と言う固有名詞をつけることで、なんだか根拠じみたものを持たせる。言い逃れられないような変な説得力に押さえつけられているんだな。
そういうのやめないか諸君! いいか、本当に雨男がいるなら毎日雨だ! 晴れ男がいるなら、毎日晴れる! その二人が同時にその場に存在したらどうなる? 結局、雨男だの晴れ男だの、そんなものは「人のせい」にするための道具に過ぎないってことだ!
大変な世の中なんだ。もっとピースフルに生きよう。雨が降ったら、「お前が雨男だから…」じゃないんだよ。
「あぁ〜ごめん! 俺、晴れ男なんだけどなぁ。晴れ男パワー発揮できなかったわ!」って言え。雨男もだ。
「あ、ゴッメェ〜ん! 雨降らせるの今日じゃなかったね! 俺っちのスットコドッコイ☆」でいいだろ。
ところで、先日俺たちは「ばってん少女隊」のイベントに行く予定だったのに、雨で中止になったぞ。ずっと楽しみにしてたんだぞ! ったく、絶対ファンの中に雨男がいるだろ… 許せねぇ…



発掘隊長
UUU計画 宇井 一八


instagram
@studio__smile__


