ピカピカのランドセルを背負った1年生に、制服が初々しい1年生、これからどんな事を教わるんだろうと、スーツ姿にキャリーバッグを引いて駅に佇む1年生。いろんな所で1年生が生まれました。いろんな1年生の皆さま、おめでとうございます。何をするにも誰でも最初は1年生。忘れてしまいがちだけど、初心を忘るるべからず、いつも気持ちを新たに何事にも柔軟に挑戦していきたい、そんな私あやとりやでございます。
挑戦といえば、少し遡って2月に私も初挑戦をしてきました。いろんな繋がり、ご縁があって、長崎県の小値賀島で初めてコラボワークショップ! コラボした相手は代々伝わる活版印刷所の4代目、横山桃子さんと。彼女はOJIKAPPANという印刷所を、3代目であるお父様の工場の横に独立して作り、活版で紙モノを作成したり、デザインをしたり、ワークショップをしたりと精力的に活動されている方。活版印刷への熱い想いと小値賀島への愛に溢れる素敵な方なのです。
そもそも彼女と出会ったのは去年の12月。それから今年の1月に小値賀島を初めて訪ねて、2月にマルシェがあるよ! じゃあコラボしようよ! そんなスピード感で行われたコラボワークショップ。初心忘るるべからずも大切だけど、勢いも大切。笑
小値賀島を丸ごと味わえるマルシェ、「○○マルシェ」にて体験してもらったのはハガキ作りと箱作り。簡単に出来そうで、なかなかセンスを問われる、しかも年齢に関係ないから、大人の方がタジタジになっちゃって! お陰でワイワイと賑やかな空気がマルシェ会場を包みました。
まずは、はんこを捺してカラフルに!小値賀島で行うという事で「オヂカ」という文字や名産のピーナッツなど小値賀島っぽさを意識した図案や、組み合わせて楽しめるような丸や三角のはんこ、インクもいろんな色を用意。思い思いにはんこを捺してデザインした後は、活版印刷で文字入れ。鉛活字を1文字ずつ拾って、それを組んで、ガチャン! 自分の名前を入れたり、OJIKAの文字を入れたり、愛と工夫の詰まった一点物が続々と出来上がり、もちろん最後はみーんな良い笑顔。
「これで手紙を書こう」
「これはパパの名刺入れに使ってもらうの」
そんな声が聞こえてきて、やってよかったなぁと嬉しい限りの初挑戦でした。
初挑戦ってドキドキの気持ちと、楽しみの気持ち、大丈夫かなぁっていう気持ち、いろんなものが混ぜ合わさっているけど、今回コラボさせてもらって一緒にワークショップをした事。どうする? なんて相談しながら進めて、当日を迎えて、参加してくださった方の笑顔を見て、やっぱりやってよかったなぁと。
ピカピカの1年生の皆さま、ドキドキする事もあるかもしれないけど、初めての事をするってきっと楽しいよ! そして誰かと出会って、一緒に何かを進めていく。思ってもいなかった事が起こって、うまくいったって、いかなくったって、きっと楽しかったなぁと思えるはず。
あぁ! そしてぜひ、魅力溢れるおもてなしの島、小値賀島へもいつか足を運んでくださいませ。きっと人生に彩りが添えられる事でしょう。 さぁ! 挑戦する冒険心、やってみる勢い、きっと楽しいぞ! という気持ちを持ち合わせて、今年度も楽しんでいきましょう! 頑張るぞー! えいえいおーっ!
「あやとりや」という名前で活動しているけしごむハンコ作家です。 宗像は初めての就職先だったり、作家として活動するようになってからも、何かと御縁を頂いております。この連載では宗像の事のみならず、日常で心が動いたことをお伝えできたらなと思います。どうぞ、ゆるゆるタイムのお供になれば・・・。