今年は暖冬で冬らしくない日が続いた。最近は少し冷え込む日が出てきて、やっと冬になったかと自然界も安心しているかもしれない。
私は寒いのは苦手だから、個人の考えでいえば、このまま暖冬で冬がなくなったらラッキーと思うかもしれないが。 それくらい寒いのは苦手だ。
お正月だったり実家に帰ったりすると、幼少期の頃の写真やビデオをみるのはお決まりのコースなのだろうか。私もそのような子どもの頃の写真やビデオを見る機会があった。
子どもの頃はあんなに無邪気に目の前のものに一生懸命だったんだと改めて実感させられる。「楽しい」だけで生きていけていた子どもの頃の環境に感謝したい。
そしてあの時の自分に想いを馳せる。あ、この服覚えてる。お気に入りだったから、よく着ていたんだよな。この時多分、少しお兄ちゃんに嫉妬してる。とか。
もし今子どもの頃のように「楽しい」とか「それがしたい」とかだけで動いたら、どうなるんだろう? 今、何がしたいかな? としっかり考える。
そう、子どもの頃と違うのは自分で行動できる意思と経験、さらには車を持ち、交通機関への乗り方も知っているので、自分が思えばどこへでも行け、なんでもできることだ。いわば自分で自分のしたいことを実現できるのだ。
そうなってくると、たちまち選択肢が増えてくる。どこへ行きたい? 誰と会いたい?何をしたい?
人生は誠に、選択肢だらけである。知らなかったから選べたこと、知っているから選べたこと、どちらにしても過去には戻れず、来に向かって今を生きるしかない。
それなら心穏やかに笑って過ごせる毎日に私はいたい。そのためには、多少変わることだって選択したっていいのだろう。だって自分でなんでも選べるのだから。
さぁ、今日は少し寒い。
どこへ行こうかな。
「あやとりや」という名前で活動しているけしごむハンコ作家です。 宗像は初めての就職先だったり、作家として活動するようになってからも、何かと御縁を頂いております。この連載では宗像の事のみならず、日常で心が動いたことをお伝えできたらなと思います。どうぞ、ゆるゆるタイムのお供になれば・・・。